ワークサポート

油圧式ワークサポートは、加工中ワークに自己調整式のサポートを提供する目的で使用されます。これらは、ワークの表面の凹凸、加工荷重による変形および振動を補償します。大型の油圧クランプ装置で長い配管を使用する場合、特に戻り油が循環し、所定の時間内に戻らなければならない場合は、複動式の使用が推奨されます。

この油圧式ワークサポートには、複動式のスライディングシリンダーが組み込まれています。サポートピストンはオフポジションで後退しています。「A」から加圧されると、ピストンはスプリングの力で支持ピストンをワークに押し付けます。ピストンが内部のストッパーに接触すると、圧力
が上昇し、支持ピストンが油圧でロックされます。
タイプ1911 006では、ポート「K」を介してロックを独立して行うことが可能です。
ロック解除時は、ポート「A」を減圧し、ポート「E」を加圧します。ロックが解除され、油圧ピストンがサポートピストンをオフ位置まで引き戻します。ワークサポートの内部は、焼結金属エアフィルターにより、塵や切粉から保護されています。