ボアクランプ

特許取得済みのボアクランプは、支持面に直径6.6mmから13.8mmの加工穴があるワークの位置だしとクランプに特に適しています。
ワークはボアクランプにクランプされるため、残りの5面の加工が自由に行えます。小型で偏心設計のため、ボアクランプはワークの輪郭に非常に近づけて配置可能です。
センターリングと補償機能を備えたバリエーションは、側方向の荷重を補償できます。荷重に応じて追加のクランプ力が必要になる場合があります。これは、軸方向のクランプ力が比較的小さいためです。

ボアクランプの本体には、複動式油圧シリンダーが組み込まれています。クランプネジを締め込むことで、ピストンがダボピンを介して駆動ピンを動作させ、
ハウジングの端部に偏心配置された駆動ピンを動かします。クランプリングはテーパースリーブで中心合わせされ、クランプネジの頭部で保持されています。
クランプネジはねじ山コーティングにより緩みを防止しています。液体や切粉の侵入は、正圧空気の接続により防止されています。