フラットレバークランプ

フラットレバークランプは、油路を使う作動油の給方式を採用した治具用のコンパクトな油圧クランプです。
必要なスペースが最小限のため、油圧クランプの設置スペースが限られた治具に特に適しています。
フラットクランプレバーにより、クランプ点から数ミリメートルしか突出しない表面の加工が可能です。
複動式タイプは、時間やサイクルに依存するシステムに有利です。なぜなら、戻りストロークが正確な時間で実行され、クランプレバーの空圧位置モニターが可能だからです。

フラットレバークランプに圧力をかけると、ピストンがクランプレバーの後端に対して上方に移動し、クランプレバーをクランプ位置に回転させます。ピストン力は180°偏向してワークに伝達されます。
クランプ力は、作動圧とクランプレバーの長さによります。
フラットレバークランプをリリースする際、ピストン上のフック形状のキャリアにより、クランプレバーがオフ位置に戻ります。
リリースは、油圧式またはばね力の単動式を使用する場合に実施されます。
空圧式位置モニターにより、クランプレバーのエンド位置両方を監視できます。

アドバンストリンクシステム

新開発のレバー構造により、トラブルフリーでプロセス安全な動作を実現します。