ミニヒンジクランプ、70barタイプ

用途
ミニヒンジクランプは、薄肉ワークやスペースが限られた治具向けに設計された低コストの油圧クランプです。特殊な機構により、変形に敏感なワークを側方向の荷重を与えずにクランプ可能です。ワークにクランプレバーよりもやや広いクランプ凹部を設けるだけで、クランプ面として機能します。
このシリーズは、最大作動圧120barの油圧システム用に設計されています。

説明
圧力をかけると、ピストンが上昇し、ヒンジを介してクランプレバーを前方に回転させながら、同時にワークを下向きに押し付けます。ピストン力は180°偏向され、力の損失がほとんどないクランプが可能です。クランプ解除時、回転コンタクトボルトを備えたクランプレバーはフランジの前縁の後方に回転し、ワークのセッティングの妨げになりません。変形に非常に敏感なワークは、クランプ面がクランプレバーのベアリングピン高さ（フランジ面から34mm上）にある場合、ほぼ側荷重なしでクランプされます。
顧客の仕様に合わせたカスタマイズ用に、オプションで長いクランプレバーが用意されています。