シーケンスバルブ、呼び径5

このシーケンスバルブは、油圧装置において個々のクランプシリンダーまたはサブアセンブリ全体を調整可能な時間遅延で動作させるために使用されます。

通常のシーケンスバルブは、調整された切り替え圧力を超過すると遅延なしに開きます。機能上の理由から、切り替えシーケンスを遅らせる必要がある場合があります。このため、このシーケンスバルブは圧力依存で開くのではなく、制御ピストンの調整可能なストロークによって開きます。

ハウジング内にポップペットバルブが組み込まれており、油圧式制御ピストンによって開くことができます。ポートPに圧力がかかると、作動油はオリフィスチェックバルブを通って制御ピストンに流れ込みます。ピストンストロークが比較的長いため、制御ピストンがポップペットバルブを開くまでに数秒かかります。遅延時間はピストンストロークに依存し、調整ネジで制限されています。

クランプシーケンス

• シリンダー1は圧力なしでストッパーに対して移動します。
• 作動圧が160barまで上昇します。
• 調整された切替え時間後にシーケンスバルブが開き、シリンダー2はほぼ圧力なしでストッパーに対して移動します。この過程でシリンダー1は再びほぼ無圧状態になります。
• 両シリンダーの油圧が160barまで上昇する。